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2019.05.15
2019.05.15
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドフルレースは高価買い取りが期待できる
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドフルレースは高価買い取りが期待できる
この記事の目次
ロイヤルコペンハーゲンとはどんなブランド洋食器か
Royal Copenhagen(ロイヤルコペンハーゲン)の歴史
デンマークのボルンホルム島で良質のカオリン粘土が発見されたことで科学者フランツ・ヘンリック・ミュラーの硬質陶器の研究が完成したのが、1773年のことです。
ヨーロッパ全土でもまだ磁器の開発が進んでいなかった時代、磁器を生み出すことは国をあげて大事業でした。
1775年、デンマーク国王クリスチャン7世と、皇太后ジュリアン・マリーのもとに王室御用窯となり、さらに1779年には株のほとんどが王室所有となって、王立磁器窯としての名声を高めました。
ロイヤルコペンハーゲンの歴史の中で、普及の名作とうたわれているのが、「フローラダニカ」です。1790年頃デンマークと親交が厚く、同盟国でもあったロシアの女帝エカテリーナ2世への贈り物として制作が開始されたと言われています。
「フローラダニカ」とは、デンマークの花‘という意味を持ち、政策当初、自然科学への関心が高かった時代背景に合わせ「フローラダニカ植物図鑑」から2600種類もの植物が描かれることになっていました。
植物図鑑の下絵を描いたアーティスト、バイエルが唯一の絵付師として任命され、12年間も忠実に原画を描き写す作業が続きました。
細部まで細かく描くために、実物をも取り寄せて描き込まれた花々は、実際に咲いているかのようにみずみずしく、素晴らしいものでした。
1796年エカテリーナ二世の死によって中断されることとなったが、バイエルが描いた作品は1802点にも及び、オリジナルは、今でもコペンハーゲンのローゼンボーク城に国宝として保存されています。
現在このシリーズは、上絵付け技法により、豊富な色使いで1点ずつ職人の手で描き続けられています。
職人の最高の技術で描かれた約700種類の植物は、世界でも高い評価を誇る逸品なのです。
ロイヤルコペンハーゲンの育ての親 アーノルド・クローの功績
1868年、王室は、「ロイヤル」の名を残すことを条件に、窯は民間経営となり、ロイヤルコペンハーゲンは再出発することとなります。
1885年には、アートディレクターとして、建築家であるアーノルド・クローが制作に加わりました。クローの下絵付け技法を確立させ、今までの上絵付けsw描かれた豪華な作品とは違う、なめらかな風合いを引き出すことができるこの技法によって、新しい作品を作りだしていきました。
またクローは、開窯時から伝わる「ブルーフルーテッド」を新たなデザインでよみがえらせました。中でも「ブルーフルーテッドハーフレース」は、流れるような地模様と可憐なレースが美しい作品です。
手描きで描かれる装飾は、ヨーロッパの憧れであった中国のモチーフを取り入れ、キクの花が描かれています。
こうしてクローが復活させたこのシリーズは、ロイヤルコペンハーゲンの名を世界に知らしめるきっかけとなりました。
また、ハーフレースの地模様でオフホワイトの磁器の色を存分に楽しむことができる「ホワイトハーフレース」も1888年から作られており、新しい感覚の人気作になります。
磁器の裏に印された職人たちの自信と誇り
ひとつの作品に運ぶ筆の数が1000回以上に及ぶというペインターたちは、絵付けした商品に誇りをもってサインをしています。
「ブルーフラワーカーブ」も職人たちの筆使いが美しい逸品です。1780年の発表でロココ調のペイントが美しく、白磁にチューリップやスイセン、ケシ、カーネーションなどの自由な組み合わせが、コバルトブルー1色の微妙な筆使いによって描かれています。
その他、古代東インドの陶磁器からヒントを得て生まれたという「トランクェーバー」なども人気シリーズの一つです。
ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッドついて
ブルーフルーテッドには3つのデザインがあります。
ブルーフルーテッドプレイン、ハーフレース、フルレースの3つです。
プレインが、他のブルーフルーテッドの基礎となっています。
プレインにデザインが加えられ、その結果ブルーフルーテッド フルレースが誕生し、その後ハーフレースが生まれました。
ブルーフルーテッド フルレースは、開窯当初の1775年から存在しましたが、当時はデザートプレートのみが制作されてたようです。
フルディナーサービスとして最初に開発されたのは約100年後の1888年でした。ブルーフルーテッド プレインとハーフレースと同様、蓋には、愛らしいカタツムリの貝が飾られ、繊細な装飾から、絵付け、釉薬を施すまですべて職人の手により仕上げられています。地模様に美しくマッチしたオープンワークのレース部分は、手作業で飾り孔がカットされ、豪華さを極めたエレガントなシェイプが創り出されています。
ブルーフルーテッドフルレースの特徴
ブルーフルーテッドシリーズの中で、特に高価で買取できるものが「フルレース」になります。
フルレースの特徴としては、お皿の形状が尖った形となっているのが大きな特徴です。
この形状のソーサーはフルレ―スのみ使用されているため、とても分かりやすく判別しやすくなっています。
またカップの下の土台の部分にはウロコ模様のようなペイントが施されています。
プレインやハーフレースと少し違ったデザインになるため、フルレースは実際に食器として使用するだけでなく、インテリアとして飾っている方も多いようです。
ロイヤルコペンハーゲンのフルレースは高価買取が期待できる
ロイヤルコペンハーゲンと言えば、ブルーフルーテッドシリーズなしでは語ることができません。プレゼントなどにも選ばれやすい定番の人気シリーズです。
熟練の職人によってその美しいコバルトブルーの絵柄は一つ一つ手描きされています。
その装飾がたくさん施されているフルレースは高価買取の対象になり、リムーブでもフルレースは特に力を入れて買い取りをしています。
箱や付属品のついている未使用品から箱のない使用済みのものまで、喜んで買取りをします。
もちろん、キズや汚れがないほうが高価買取できますので、使用したあとは必ず綺麗に洗って片づけるなど、保管の仕方は工夫していただけると嬉しいです。
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みなさまからの大切なRoyal Copenhagen(ロイヤルコペンハーゲン)の食器、お待ちしております!
リムーブのコラム執筆・監修に従事している中村です。
食器買取のお役立ち情報を発信していきます!
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