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2023.07.10

2024.05.15

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フローラダニカとは?ロイヤルコペンハーゲンの世界一豪華なディナーセットを紹介

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フローラダニカ

ロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)の歴史

ロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)は科学者のフランツ・ヘンリック・ミュラーによって時の皇太后ジュリアン・マリーの保護のもと、1775年デンマークの首都コペンハーゲンに誕生しました。

1779年には、工場は完全に王室の所有となり、民営化されるまでの約90年間王立陶磁器窯として、主にデンマーク王室専用の陶磁器を制作していました。
なかでも盛んに作られていたのは、ネオ・クラシックと呼ばれた典雅テーブルウェアや他国への贈り物用の壷などでした。

ちなみにロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)のロゴは、かつてデンマークの王室所有の窯だったこともあり、ブランドロゴの王冠は王室を、3本の波線はデンマークを取り囲む3つの主要海峡を表しています。

ロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)を代表するコレクション

ブルーフルーテッド

ロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)といえば、ブルーフルーテッドの模様を思い描く人が多いと思います。
1775年以来、作り続けられているロングセラーです。「フルーテッド」とは縦縞模様のことです。縁の処理の違いにより、ブルーフルーテッドには3種類のバリエーションがあります。

涼しげで、まるで霧を含んだように見えるやわらかな発色が魅力的です。

ブルーフラワー

ロイヤルコペンハーゲン ブルーフラワー

花の種類や濃淡など、絵柄はどれも一つずつ微妙に異なります。シンプルで飽きの来ないデザインになっています。

ブルーフラワーには、「プレイン」、「カーブ」、廃盤となっている「アンギュラ」と3種類あります。

ホワイト ハーフレース

ロイヤルコペンハーゲン ホワイトフル―テッドハーフレース

愛され続けているデリケートなレース柄です。多種多様の白い器と言われ、様々な食器や料理とも併せることができて、豪華にも若々しくもまとめられて、大変広範囲に使え重宝することができます。

最高級コレクション「フローラダニカ」

ロイヤルコペンハーゲン フローラダニカ

設立から15年後の1790年、フレデリック王子が当時デンマークと親交の深く、当時絶大な勢力を誇っていたロシアの女帝エカテリーナ二世へ献上するために12年もの歳月をかけて制作されたのが「フローラダニカ(デンマークの花の意)」です。

世界一豪華なこのディナーセットは「フローラダニカ・植物図鑑」の挿絵を元絵にして、国内に生い茂る植物を忠実に器に再現するという着想のもとに生まれたものでした。
自然科学を志向しつつあった時代に、まさにその要求に応えるべくして制作されたのです。

下絵を描いたのは、J・C・バイエルという「フローラダニカ・植物図鑑」の挿絵を描いた絵師でしたが、デンマーク全ての植物を2600点の器に描こうという壮大な計画があったものの、作品完成前にエカテリーナ二世の死によって中断されたのです。

結果、1802点の完成品が仕上がり、この1802点にも及ぶオリジナルはローゼンボーグ城に保存されています。
1803年、「フローラダニカ」がデンマーク国王の誕生日に初めて使用され以後、公式の晩餐会の席には欠かせないものとなったのです。

このパターンの食器は現在もデンマークの公式晩餐会の食器として使用されています。
ただ、完成の喜びの陰で、2,000種以上もの下絵を描き続けた絵師バイエルが、ついに失明するという悲劇もありました。

歳月を経た今現在も、「フローラダニカ」は同じ植物図鑑を手本にして、豊富な色使いの上絵付技法によって、200年前と同じように1点ずつ手で描かれています。
植物の球根や毛根までも細密に描写できるのは、ペインターが自らカットした数種類の特別な筆を使用するからです。

バイエルに負けずとも劣らない絵師の食器に懸ける情熱が今も「フローラダニカ」を支えています。

フローラダニカは一つの作品を、2人のペインターによって作り上げられるためペインターサインが二つ記載されています。一人が花のモチーフを、もう一人がゴールドを描きます。アイテムが何個かのパーツに分かれると、それにかかるペインターの人数は増えます。
たとえばスープチューリンなどであればフタ、本体、スープスタンドにペインターと箔置き師の各2人ずつが携わるため合計6人での作業となります。

図柄の植物は、料理との調和を考慮して、葉や茎などは、やや淡く彩られていますが、色ごとに5回以上焼成する工程は当時のままです。
食器の裏面には植物の学名がラテン語で記され、縁取りの金彩とともに、それぞれ専門の職人によって仕上げられています。

このようにして素晴らしい芸術作品が生み出されているのです。

「フローラダニカ」に代表されるロイヤルコペンハーゲンの高度な工芸技術と美術性は、精巧なレースの縁取りが特徴の「ブルーフルーテッド/フルレース」や一つ一つ表情の異なるブーケが上品な「ブルーフラワー」にも存分に生かされているのです。

気品あるブルーを代表する美しい色調、優雅なタッチの絵柄など手工芸の極致に挑んだロイヤルコペンハーゲンの魅力は尽きることがありません。

フローラダニカに興味のある方、気になった方は、ぜひ魅力たくさんのロイヤルコペンハーゲン(ROYAL COPENHAGEN)お店を覗いてみてはいかがでしょうか。

【ロイヤルコペンハーゲン東京本店】

東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル1階
TEL:03-3211-2888

【ロイヤルコペンハーゲン公式サイト】

フローラダニカの買い取りは高価買取が期待できます

リムーブ(reMOVE)では、ロイヤルコペンハーゲンは買取強化ブランドのため、高価買取をしております。
その中でも、フローラダニカには特に力を入れて買取りをおこなっています。
未使用品はもちろん、使用済みのものや箱などの付属品がないものも喜んで買い取りしています。

他店様ですと、使用済みや箱などの付属品がないお品物には値段がつかないこともあります。

リムーブ(reMOVE)は、使用済みでも箱がないものでも買取をおこない、高価買取できるようお客様と相談しながら納得できる買取を心がけています。

フローラダニカやフルレースのように高価なお品物は金額がどれくらいになるのか不安になる方がいると思います。
お品物の写真を送信すれば大まかな金額を算出することができる事前査定もございますので、まずは事前査定をご活用ください。

その他、金額等に関しては柔軟な対応をしておりますので、ぜひご相談ください。

フローラダニカなどロイヤルコペンハーゲン買取ならリムーブ

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みなさんの大事なフローラダニカをリムーブ(reMOVE)にぜひお売りください!

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リムーブのコラム執筆・監修に従事している中村です。
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